チェルノブイリから学ぶべきことは

2011年11月6日 23時41分 | カテゴリー: 平和, 放射能・原発

情報に振り回されないために


 東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故から丸7カ月が過ぎてしまいました。そして、チェルノブイリの原発事故から25年が過ぎ、改めてチェルノブイリと日本は、事故当時における市民への情報提供では同じであったことを知りました。
 当時、ヨーロッパ一帯に拡散した放射能は、それぞれの国において多少の違いはあったようですがほとんどの国が「人体への影響はたいしたことではない」と、国民の不安と混乱を抑えるのに懸命な情報発信であったとのこと。西ドイツ(当時、東西ドイツは統合前)では、国民に向けて放射能に関する注意を呼び掛けたのは、1週間以上経過した1986年5月5日であったとの事実に驚きました。

 日本では現在、いたるところで見つかっているホットスポットと食料からの内部被ばくへの不安が市民の間に広がっています。食物連鎖を考えると、濃縮されたものを口にする最上位にいるのは人間であり、そのなかでも特に乳幼児は放射線への感受性が高く、非常に影響が懸念されます。今、ここで重要なことは、まず正確な情報が届くことです。また、チェルノブイリ事故で得られたデータや関連情報は、今こそ再認識され実際に利用されるべきです。そうすることにより、これからの被ばくを最小化できるのではないでしょうか。
 神奈川ネットワーク運動・あやせでは、今後も市民とともに放射線量の測定をすすめる活動を続け、冷静にその情報を正確に発信していきます。

                         (渡部)