映画「トマト帝国」を見て

「トマト帝国」はフランスで製作され、国際有機農業映画祭2018で上映された作品です。今回はあやせネットのメンバーと一緒に生活クラブ生協さがみはらコモンズ主催の上映会に行きました。

トマトの生産量世界第一位が中国という事に驚きました。外国への輸出用に大規模に栽培し加工しています。輸出された先の国で製品化されるためメイドインチャイナだとは一見してわかりません。生産の裏側には安い賃金で働く中国少数民族の労働者の姿が見えました。
一方で輸出されたアフリカでは地元のトマト農家が廃業に追い込まれ、イタリアへ移住しトマト農園で収穫作業をしています。しかし、その生活は過酷なもので、印象的だったのは「奴隷という言葉は今は使われないが現状は同じだ」ということばでした。

グローバル企業がリードする大きな世界経済の流れの中で、食を通した戦争が今現在起こっています。しかし食だけではなく生活のあらゆる製品の影には普通の人たちへの人権侵害という現状があるのだということを考えさせられました。(H)