「ヤングケアラー」について、まずは知ろう!

コロナ禍の中、「ヤングケアラー」という言葉を耳にすることが多くなりました。
大人が担うようなケアを引き受け、家事や家族の介護、感情面のサポートなどをしている18歳未満の子どもの事です。(一般社団法人「日本ケアラー連盟」より) しかし残念ですが、現在18歳未満のヤングケアラーの正確な数と実態は把握できていないそうです。

その理由は、子ども自身がケアラーだと知られたくない場合や、当たり前の日常として受け止めケアしている自覚がないことが多いそうです(「ヤングケアラー」(中公新書)より)

問題は勉学などが後回しになってしまいヤングケアラーに不利な状況が積み重なってしまうとの事です。
厚生労働省は12月に教育現場を対象に子ども自身にアンケート調査を行うとしています。
まずは自分がヤングケアラーだと自覚できる環境づくりや、周囲の支援が届くための施策が求められます。